帰国日の前夜、彼女のルームメイトと共に、送別会を兼ねてポルトガル代表音楽のFADOを聴きに行くことになった。
初めてのFADOに期待は膨らむ♫
向かったのは、FADOが聴けるBARやレストランが軒を連ねるBAIRO ALTO。以前一回行った印象は、最悪だったが、やはり道にはビール、ワイン瓶のかけらがあちこちに落ちていて、下を見ながらでないと歩けない状態。
FADOが聴けるレストランでの食事はとても高いので、私達はお手頃な値段のレストランで夕飯をすませた。
お腹いっぱいになって、FADOが聴けるレストラン「Caldo Verde」へと向かう。が、食事をしないと入店できないとか・・・友達がなんとか店員を説得して、ドリンク最低5€使えば、よいとのことで入店。
しばらくすると店内が暗くなる。
FADOの始まりである♪
日本に居た時に、ポルトガルの代表FADOシンガー、マリア・ロドリゲスのCDを買って、聴いたことがあったが、あまりにもつまらなくて、1曲全部聴いたことがない。しかし、彼女の歌を聴いた瞬間、FADOが好きになった♪ マイクでもついているのかと思うくらい響きわたる美しい声、そしてなぜだか悲しさが伝わってくるそのメロディー♫ 悲しい曲は好きではないが、中にはリズミカルな曲もあった。
そのリズミカルな曲名を知りたくて、ボーイに声をかけたら、歌っていた本人を呼んでくれた。ラッキー♪ 彼女にとても気に入った旨を伝えると、CDを宣伝してきた。少し高額だとは思ったが、初めて聴いたFADO。とてもきれいな女性でもあったので、記念に購入(15€)。サインも書いてもらったのだ(o^^o) ♪
Fado歌手のJoana Veiga
来月、ポルトガルへ来る母をここへ連れてこようと思ったのである。
しかし、ことは簡単には終わらなかった。
会計をしようとしたら、当初の取引よりも高額を請求してきたのである。色々と話し合った結果。私達はその金額を支払わなければいけなくなった。。。15€の損である。
確かに、損をしたのは痛いが、日本でこの様なステージを鑑賞したら、万近いだろうに。
なにはともあれ、私は大満足だったが、友達は、親をここへは案内しない方がよいとご立腹だった。
時刻は深夜0時。友達の家に戻って、テーブルゲームをしようということに。
赤ワイン二杯、ビール、ジンジャー(さくらんぼ酒)を飲んでいた私は、彼女の部屋に着くなり、知らない間に寝てしまった。zzZZ... 人の声で朝4時に目が覚めると、皆元気にトランプで遊んでいる。眠かったが、あと一時間しか彼女と遊べないと思い。頑張って、ゲームに参加した。
朝5時。出発の時刻が来た。
彼女の友達の車で空港へと向かう。外は真っ暗だが、オレンジ色の街頭が美しく輝いていた。
空港には、早朝にも関わらず、たくさんの人がいた。空港で働いている、彼女の友達がカウンターでチェックインを手伝う。すると、まれにない奇跡だが、乗換のイギリスから東京までの区間。彼女の席はファーストクラスになった!!!
私も一回でいいから、そういった奇跡に出会ってみたいもんだ。。。
いざ、別れの時、思わず涙した私を見て、ポル人の友達は「1人失うが、新しい4人の友達がいるじゃん」と、そういう問題じゃないんだけどね・・・(;-;) ありがとう!
さらば友よ!また日本で会おう ^0^/ ADEUS!
Bairo Altoのバーの入口柱に描かれていた、詩人フェルナンド・ペソア。白い部分はコンクリートで、黄色い部分は多分ゴム?誰かのいたずら書きだろうか・・・
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