Thursday, November 3, 2011

日本を求めて

最近、日本を懐かしく思うことが多い。
何が懐かしいかって!?・・・プールや食事。もちろん家族や友人もそうだが、そこらへんはまだ大丈夫である^.^
泳ぎが得意とかそういった話ではない。プールの塩素の匂いやプールに浸かっているだけで幸せを感じる私。だから、日本で3年間、プールの監視員として働いていた。
プールの場所をネットで探してみたがよくわからなかった。大学敷地内に深さ2m、縦50mのプールがあると聞いているが、利用するには泳力のテストを受けなければいけないらしい。泳げない人はもちろん利用できない・・・変なの。
先日、教室内でプールの話しをしていたら、クラスメイトの娘がスイミングスクールに通っていると聞いた。さっそくその日、プールに行くことに!
住所を教えてもらったが、どうやっていくかわからず途方に暮れる。考えてもわからないと思ったので、一か八かでタクシーで行くことに。(ポルトガルはタクシーが安い)行く先を伝え、終始メーターとにらめっこ。
車で走ること15分。スイミングスクールに到着。 メーターは6.05€で止まった。もし日本だったら大変な金額になっていただろう。



建物に入って友達の案内で更衣室へと入る。

以前、オランダのプールを利用したことがあるので、日本とはだいぶ違った雰囲気だったが、驚くことはなかった。しかし、ロッカーに鍵がついていなくて困った。ここでは各自でカギを持ってこなかばいけないらしい。友達がちょうど鍵を持っていたので、貸してもらった。よかった(^^;)
プール内では授業も行われていたので、自由に泳げるのは数コースのみ。でも自分が行ったときには2人しか泳いでいなかった。
久しぶりのプール(o^^o) 一人一コースという贅沢な使い方。にも関わらず長年のくせなのか、コースロープ右側通行で泳いでしまう自分。天井を見上げながら、目黒プールを思い出す。懐かしい・・・
プールの深さは一方が1.4mで片方が1.6m。水質は悪くないがバンドエイドが落ちていた。元監視員としては気になるところ。なぜだか塩素の匂いはしなかった。また監視員の姿も見当たらない。プールサイドで、授業を指導している人たちはいたが、特に我々を監視している様子はない。変なの。
プールの利用方法がいまいちわからず、隣で泳いでる人に声をかける。またしてもブラジル発音を指摘される。最近その対応に疲れてきた私・・・><;
2人のお客と話をしたが、二人とも同じ内容を話す。話題は“寿司”!!ここポルトガルでは寿司がとても普及している。中国、日本食レストランが多く、寿司がある。私はまだ食べたことがないので、味はわかりません。
彼の話しでは、世界で生魚を食べるのは日本が第1位。そしてここポルトガルは第2位だと!これは驚き情報である。でも日本みたいにスーパーで刺身が売ってるわけではない。
やっと話し終えて50m泳いで戻って来たら、隣で授業していた先生に止められた。これから他の授業があるらしく、一般利用はもう終了だとか。泳ぎ初めて約1時間。それでも閉館まで3時間あるからとゆっくりしていたのに、もう終わりだとは(TT)話し過ぎた・・・泳ぎ足りなかったが、しょうがないので帰宅。帰りは寮までバス。もう場所も分かったのでこれからはバスで行けるが、バスは一回1.75€。日本と変わらない値段。プールは一回2.10€。これもだいたい同じ値段。一回プールに行くのに約700円かかると思うと。毎日行きたいが無理。大学の泳力テストを受ける自信も今日ここへ来て消えた。悲しいですね・・・

本来は撮影禁止。注意してた身分だけに、この写真撮るのに心臓ドクドクでした(^^;)



ポルトガルへ来てから1カ月を迎えた11月2日、食にはこだわりがない方だが、なぜか日本食が懐かしい今日この頃。クラスメイトに教えてもらった“日本のスーパー”へと、期待を膨らませて行った。
店内には日本商品が4,5点のみ。残念・・・

あきらめきれずに、いつも韓国カップラーメンを買うお店がある駅へと向かう。この駅周辺にも日本食品を販売していると聞いたので、人に尋ねながら探した。そしてとある一軒の中国食品店に到着。店内には、日本のカレーのルー、日本米、しょうゆなどがあった。

なかでもカレーのルーが一番うれしかった!色々と欲しかったが高いので、インスタント味噌汁、しょうゆ、カレールーとお米、ラーメンを購入。

寮に帰ってさっそく味噌汁を飲む。あ~(o^^o)幸せ。こんなに味噌汁がおいしく感じるのはいつぶりだろうか・・・欲を出せば、ふりかけが欲しかった(笑)



その日の夜、さらに日本の思い出を求めて、極真空手道場を見学しに出かけた。日本では、恋人が極真を習っている関係で数年間、極真を見てきた。だから私にとって“極真”は日本の良き思い出の一つである。また、ポルトガルへ来たら、始めてみたいと思っていた。
ネットで調べた住所を頼りに、暗い道の中を歩いた。悪天候のせいかあまり道には人影なく、少しだけ怖かった。
アイフォンのおかげで、迷うことなく学校まで辿り着いたが、どこにも極真の文字がない。ビルを見上げると、最上階に電気がついている。しかし、窓ガラスには“ジム”の文字。とりあえず上へあがることに。しかし、そこは古びた建物で、玄関を入るが真っ暗!電気を探したがどこにもない。

まるでお化け屋敷。せっかくここまで来たのに・・・ 結局、怖さを抑え、真っ暗な建物の奥へと進む。エレベーターに乗ったが、ボタンが機能しない。怖さが増す(;-;) それでもあきらめずに携帯の明かりを頼りに階段を上った。やっとジムのドアの前に到着。支配人らしき女性と話しでは、極真の授業はもうやってないとか・・・本日残念2回目。
でも、ブラジリアン柔術ならやっているといことで、興味はないが、来た記念に見学することに。
先生はブラジル人。数人の生徒が続々と教室へと入ってきて、個々に準備運動を始める。
日本の極真しか知らない私にとって、それは以外な光景だった。
先生の靴下、左右違う色してるのが気になる。
柔術は寝技ばかりで見ていてもあまり興味をひかれなかった。やはり極真がいい!
なによりも嬉しかったのは、先生がしゃべるブラジルポルトガル語が聞けたこと♪ 1時間の授業はあっという間に終了。次回授業に参加しにおいでと誘われたが、答えをあいまいにした。
それでも、久しぶりに見る武道の練習。来て良かったと思うのであった。

素敵な一ヶ月目を過ごせたと思う。満足、満足!(o^^o)

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