Saturday, November 26, 2011

フラッシュバック!!! ~後半~

11月のある日、寮へ戻ると郵便局からの荷物お預かり票が届いていた。日本から荷物が届いたらしい!ワクワク気分で郵便局へ行く。しかし、郵便局員の口から出てきた言葉は「85€です」・・・エッ(・□・;)???
85€支払わないと、その荷物を受け取れないらしい。どうして???
事情を聞いたが、気が動転していたせいか、何回聞いてもよく理解できなかった。翌日、学校の先生を連れて、郵便局へと向う。もちろん先生は日本語を話せないが、郵便局員に理由を聞いて、簡単な言葉で説明してくれた。
日本の友達が送ってくれたのは、マフラーと日本のお菓子。伝票に記入されていたマフラーの値段があまりにも高額なため、ポルトガルの税関で税金を課せられたらしい。
荷物に同封されていた税関の請求書内訳

色々と粘っては見たものの、郵便局員ではどうにもできないとのこと。2日間考えた結果、残念ではあるが、荷物は日本へと戻すことに・・・せっかく送ってくれたのにごめんね(;-;)

※外国へ商品を送る際、値段を書かなくてはいけない郵送方法(ex.EMS)があると思いますが、正直に高額な値段を記入すると、各国の税関で高額な税金がかかります。新品でも“中古”安い値段を書けば、税金はかからないと言っていました。

~寮の部屋替え~
私が住んでいる大学の寮では、年に1回11月頃に部屋替えが行われる。5階建ての寮にはたくさんの学生が住んでいる。その学生全体で集会をして新しい部屋を決めるのだ。長年住んでいる学生から順番に、好きな部屋を選べるシステム。その学生が指示した子なら、一緒の部屋になれる。私はまだ入寮して間もないので、自分の部屋を決める時にはすでに、3人部屋の空き部屋しかなかった。友達に一緒になろうとも誘われたが、学校のクラスも同じで部屋も同じだと、一日中行動を共にしなくてはいけなくなる気がして、断った。結局、名も知らない人の部屋を選んだ。
集会が始まる前の様子
全体集会は、平日の21時30分から始まって、深夜1時近くまで続いた。
部屋決めをする前に、寮の委員長が、寮の決まりや、注意を早口なポルトガル語で話す。あまりにも早くて、きちんと理解できず。くやしかった。
入寮してから約1カ月半。私のまわりだけでも、色々な盗難が起きていた。私は、トイレットペーパー、スプーン2本、食器洗剤。ルームメイトは、干して置いたジーパン、冷蔵庫に入れておいた卵。他の知り合いは、ケーキ、お金、フォーク、フライパン、指輪など。これら全て、この短期間に起きた盗難事件。それだけでも凄いと思っていたが、この集会で、他にも沢山の盗難被害を受けている人がいることがわかった。中には、パソコンを盗まれた人もいた。さすがに、これを聞いた時には、一日も早くこの寮から出たいと思った。ここの寮費は、外国人で125€。ポルトガル人で100€しないらしい。こんなにも盗難が多く、なんでも盗まれている現状をみると、貧しい人が多いせいなのかとさえ思ってしまうのは、仕方ないのではないだろうか?!
また、2人部屋の共同生活でさえ大変なのに、3人部屋はもっと大変である。何が大変かというと、3人それぞれ学科も授業時間も違うので、生活時間が異なる。朝8時から授業が始まる私は、毎朝早起き。でもその他の人を起こさないよに、暗い部屋で準備をしなければいけない。
一番手前が私のベッド

新しい部屋の物入れのカギは壊れているので、貴重品は常に持ち歩かなければならない。最低・・・

ここには、自由とプライバシーは存在しない



現在、新しい部屋を探し中。来月までに引っ越したい!








左奥が私の机


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